JALプラウスリブマリンリゾート
1986インドネシアジャカルタ市


■ 施設概要
インドネシアジャジャルタ市の沖合40海里に点在する珊瑚礁のプラウスリブ諸島の島のうち2島を使ったトロピカルリゾートである。
ティムール島を主島とし、バラット島をアネックスにした。
島の大きさはほぼ同じで、は長さ200m巾80m高さ最大3mの小島である。全体が椰子に被われ、外周は白砂に囲まれている。
珊瑚礁に囲まれたエメラルド色の海にコースターを点在させたような景観である。
この島に、桟橋、センターハウス、客室コッテージ、他目的シェルター、ディスコ、コミュニケーション広場、テニスコート、従業員宿舎、海水淡水化施設等の機械棟を点在させた。

■ 設計コンセプト
小さな島に多くの施設を詰め込むため、海上からの景観の保全が最重要課題だった。
そこで建物の高さを椰子の高さの1/2以下におさえ、海面からは建物を見せない配置にした。
海からは桟橋とセンターハウスの一部分がランドマーク的に見えるだけで、他の施設は椰子林に隠れている。
コッテージは島の外周に配置し、下刈りした椰子林越しに海の景観を楽しめる。
外観はインドネシアの様式を採用し、屋根はすべてニッパ椰子で葺いた。
管理施設は中央部分の椰子林配置し客からの視線から完全に隔離した。
この配置により極小の島でありながら、ゆったりとした、リゾートスペースが確保できた。



Timur island Siteplan ティムール島配置図
名称:JALプラウスリブマリンリゾート
用途:リゾートホテル
場所:インドネシア、ジャカルタ、
プラウスリブ諸島
構造: 木造
客室:ティムール島56棟バラット島72棟
竣工:1986年
施工:大成建設株式会社



Cottage Floor plan コテージ平面図

Center house Floor plan センターハウス平面図


Center house Elevation センターハウス立面図
   
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